予選の3連戦で起こった誤審を、問題を修正するために何ができるかを大陸全体で話し合う契機とするべきだろう。資格付与の基準を上げることや、アジアと欧州の間での交流の頻度を高めることなど、選択肢に事欠くことはない。何らかの行動を起こすことが、現状維持より悪いということはあり得ないだろう。
火曜日の失態を踏まえて、AFCはもう一度サンコープ・スタジアムに目を向けてみる必要がありそうだ。オーストラリア対日本戦の3日前に、この会場ではラグビーの国際試合が開催された。こういった試合では観客はラジオ受信機能のついたヘッドセットを購入し、審判団の会話をそのまま聴くことができる。国際サッカーで同じことを実現するのは不可能かもしれないが、ジャッジの透明性は清々しいものだ。我々のスポーツもいつの日か、こういった誠実さを見せられるはずだ。
文/ダン・オロウィッツ
米国フィラデルフィア
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